土地建物引き渡し 後編
こんにちは。
関西地方のとある町に住んでおります、まさと申します。
様々なアクシデントを乗り越えて、我々夫婦はようやくこの日を迎えました。
そう、土地建物引き渡しの日です!
半年前に偶然見かけたあの家が、いよいよ我々夫婦の持ち物になる日です。
ということは、当然この日から長い住宅ローン返済の日々が始まるということでもあります。
また、あくまでこの日は区切りでしか無く、まだこれからリノベーションを開始し、工事の経過を見守りながら、計画を変更してほしいところを伝えつつ、つつがなく工事終了を目指すという長い道のりが待っています。
とはいえ、やはり一つの区切りを迎えられたことは嬉しいもの。
うまく今日という日を乗り越えられるだろうか…という不安と、ついにここまできた!という喜びを胸に秘めながら、我々夫婦は金融機関の自動ドアを超えたのでした。
「本日はおめでとうございます!」
我々夫婦の顔を見るなり、最初の担当者の方が声をかけて下さいました!
やはり、今日はおめでたい日なんだなと、少し嬉しくなりました。
個室に案内された我々夫婦は、売主の方と仲介業者の方が到着されるまで、必要な書類を記入することになりました。
私が記入しているときは妻が子供達の面倒を見て、妻が記入しているときは私が子供達の面倒を見ながら…。
本当に大変!
もし可能であれば、どなたかに子供達を預かってもらえば良かったと、強く後悔しました…。
全く落ち着かないですからね。
さて、ほどなくして売主様御一行が到着!
土地建物の名義変更をするのですが、これがなかなかに大掛かりなんです。
売主側には仲介業者と名義変更のための司法書士の方がいらっしゃいます。
そして、我々夫婦の側には金融機関の担当者と、さらに別の司法書士の方がついて下さいます。
この六者が、書類のやり取りをしながら、それぞれ確認作業を行っていくんです。
「こちらが、名義変更にかかわる書類です。氏名等お間違いはないですか?」
「登記にかかわる費用の説明です。印紙代に〜万円…」
とまあ、色々話されるんですが、向こうもさすがにプロですから、とりあえず言われるまま答えていたら大丈夫です!
きちんと用意するべきものの説明も事前にされますし。
遠足の前日のごとく、何回も持ち物を確認しておきましょう!
「では、通帳をお預かりいたします。」
これで、金融機関から我々夫婦の通帳にお金が振り込まれます。
そして、その大金はすぐに売主の通帳に記載されるのです。
…なんか、不思議な感覚です。
1000万円を超える支払いをした実感は全く無く、淡々と事が進んでいきます。
とりあえず見せるだけでも、札束を積んでくれたら、少しは大金を支払った実感が湧くのかな…と思ったりもするのですが。
「それでは、これで書類の確認は終了です。証書類は全て郵送させていただきます。」
というわけで、我々夫婦は晴れて不動産の所有権を得たのでした。