再建築不可物件じゃん！

こんにちは。
関西地方のとある町に住んでおります、まさと申します。

前回のブログ安すぎる理由、それは… - 今日もリノベ日和では、内気で小心者でシャイで人見知りな私が、一大決心！をして、不動産屋さんに内見を申し入れたことをお話ししました。

「あのう…一度家の中を見せてもらうことはできますか？」

「いいですよ〜これから行きますか？」

「はい！行きます！」

現地までそれほど遠く無いので、車で行きますか？というお店の方の提案を丁重にお断り（人見知り発動中ですから）して、直接現地へと向かいました。

ドキドキしながら、門扉を開きます。
期待半分、不安半分で、旗竿地の竿の部分にあたるエントランスを歩きます。

エントランスの片側が花壇になっていて、いい感じです！

鍵を開け、玄関の引き戸を開くと…

凄く広い玄関！
まず、玄関の贅沢さに驚きました。
ちょっとした旅館を思わせるような広さです。
開放感満点！

さらに、その玄関から二階に伸びるおしゃれな透け階段！
こちらも幅広で素敵です。
雰囲気たっぷり！

ふた部屋ある和室の間には欄間が設えてあります。

ところどころにある照明器具も、手の込んだ作りをしています。

そして、階段を上った先には、なんとガラスブロックの光取りが！
普通の家ではあまり目にしませんよね。
これ、夜になるといい雰囲気だろうな…。

二階へ上がると、まず驚いたのが廊下の広さ！
身長180cmを超える私が大の字で寝転がれるレベルの広さです！

南側に面した廊下には、沢山の光が降り注いでいます。

バルコニーも、十分すぎるほどの広さです。

和室の畳、京間でした。大きい！

裏にも階段が！

このように、色々と素敵なポイントはあったのですが、やはり劣化を感じさせるところも沢山あります。

一階は暗いです。
北側がすべて収納で覆われていて、居間には光が届かない間取りになっています。

謎のドア。ガラス割れてます。

ちょっと傾きもあるような…⁉︎

クロスや壁にもシミがあるし。

とはいえ、パッと見た限りでは、手入れをすればまだまだ大丈夫そう！

で、不動産屋さんに本題を切り出します。

「広くて素敵な家ですけど、なんでこんなに安いんですか？」

「いやぁ、やっぱりかなり古い家ですし、リフォーム代もかかりますしね。その分、安くしてるんですよ。」

「ですよね…ちなみに、築年数は？」

「正確には不明ですが、70年くらい経っているらしいです。」

「70年ですか！そしたら、リフォーム代も相当かかりますよね…。」

「でも、作りはしっかりしてますから、まだまだ十分住めますよ。」

「なるほど…。でも、建て替え用地として売り出せばいいのでは？」

「ああ、ここね。再建築不可物件なんですよ。」

再建築不可物件⁉︎

再建築が不可の物件⁉︎

日本語の意味はわかったので、大変な物件だということはわかりました。

よくよく話を聞くと、建て替えをするには、建築基準法上で認められた4m以上の幅のある道路に2m以上接していなければならないとのこと。

それが、この家は1.73mしかなく、建て替えができないとのことでした。

たった27cmの幅が、この物件の運命を変えてしまったのです。

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